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今年の冬は例年より気温が低く感じます。
降雪量が少ないのはありがたいですが、この低気温は身体に響きます。
今週月曜日、春の入り口を見て少し気が緩みましたが、それもつかの間・・
昨日からは低気温に降雪!
春を感じて気が緩むと、身体も心も油断して体調を崩しやすくなります。
コロナが発生してからは特にこういった気の緩みに敏感になってしまいました。
その分、目に見えないストレス等、身体が疲れるわけで・・悪循環!
とにかく、食って寝る、そして寒さ対策・・、これだけは意識してます www
こちらは、月曜日の様子です。
チョットだけ春の入り口が見られました♪
これからの春の観察、動植物たちの地味な変化・成長を見つけるのが毎年の楽しみです♪
鳴呼、春が待ち遠しい・・www
green label relaxing LS カーディガンシャツ チェック size M
この1枚、十数年前に作った「shiii+po des SHIRT クラフトマンシャツ」の要素を感じるのです。
作り手(シャツ職人の親父)が亡くなり、作ることができず、
これに近いものはないかな・・と探しておりました。
このデザインがとても気に入ってて、
自分で着ても合わせやすくお気に入りの1枚だったのです。
一見チョット似てるものは見かけましたが、使い勝手が違うものばかり・・
で、ようやく近い1枚を見つけることができました!
以下、「shiii+po des SHIRT クラフトマンシャツ」のスペックです。
旧式をモダンに進化させたテイラード仕立の新しいデイリーウエア、
力の抜けたお洒落を楽しんでもらいたい・・と考えて作ったシャツです。
正式な場所、俗に言うドレスコードの存在する場所では「エリ」があるものを着用します。
例えば冠婚葬祭や正式なパーティー、学校や職場なんかもその類いに入ります。
ゴルフやテニスなど英国発祥の伝統的なスポーツでもエリの付いたポロシャツ等を着用します。
オンタイムに「エリ」があるシャツを着るのはあたりまえ、オフタイムに着るシャツもほとんどエリ付き・・・
ならば逆に「エリ」のないお洒落なオフタイムのシャツを作ってみよう!・・こんなところが始まりでした。
「エリをなくす」・・ひと言でいうと簡単ですが「エリをなくす」ために、エリ元や見返し(前立て)の形状も変えなくてはなりません。
新しく創るという事は、何かを変えながら=崩しながら=壊しながら作るという事。
なので、この為にシャツとは違う全く新しいパターン(型)を作りました。
デザイン的には、ネイティブのニオイを入れたくて、またそんなアイテムと相性よく着れる事をメインに考えました。
ネイティブと言ってもインディアンよりはアジア、アジアよりはジャパンです。
ジャパニーズネイティブ・・・日本では旧くから「コイクチ」や「ダボシャツ」という粋でイナセな1枚があります。
それらは、日本の伝統工芸職人、由緒あるお店、お神輿のかつぎ手、そしてテキ屋(寅さん)・・・こんな人々が愛用してるものです。
このシャツは、そんな日本の伝統的な作業着=ワークウエアを進化させたものです。
「green label relaxing LS カーディガンシャツ チェック size M」は、
Tシャツの上から羽織るだけではなく、シャツの重ね着も難なくこなします。
アウトドア系のチェックですので、
デニム、チノパン、ワークパンツとの相性もバツグン!
要は男女関係なくオススメの1枚なのです。
Bru Na Boinne LS リネンシャツ チェツク size 0
爽やかなパステルカラーチェックのデザインシャツです。
主な特徴
・リネン100%素材
・前立て:プルオーバーデザイン
・両サイドマチ
・日本製
ブランド:Bru Na Boinne (ブルーナボイン)
website:https://bnb-onlinestore.jp/
CABANE de ZUCCa LS 切替デザインシャツ size M
薄手のコットン/リヨセル素材を使用したデザインシャツです。
主な特徴
・コットン55% リヨセル45%素材
・小紋+ペイズリー柄
・袖切替
・裾特殊切替
・デザインカラー
・両サイドマチ
・黒蝶貝ボタン
・日本製
ブランド:CABANE de ZUCCa (カバンドズッカ)
website:https://www.hmr.jp/shop/r/ZU
Modern Amusement USA LS 迷彩ワークシャツ size L
カラスがアイコンの「Modern Amusement(モダンアミューズメント)」の迷彩柄シャツです。
主な特徴
・丈夫なコットン100%素材
・カンヌキ留めフラップポケット
・背ヒダ:両サイド1本
ブランド:Modern Amusement(モダンアミューズメント)
website:https://www.modern-amusement.jp/
NO CONCEPT BUT GOOD SENSE LS デニム切替シャツ size M
アメカジストリート全盛期の1990年代中頃に登場した「NO CONCEPT BUT GOOD SENSE(ノーコンセプトバットグッドセンス)」
【個性的なデザイン+手間のかかった造り】
・デニムの表裏をアシンメトリーに配したデザイン
・表素材の上から裏にした同素材を縫い付けてます
ブランド:NO CONCEPT BUT GOOD SENSE(ノーコンセプトバットグッドセンス)
参考website(永澤 陽一):https://sow-fca.tokyo/sp/think/shozo/nagasawayoichi04.html
2月2日でとうとう還暦になりました。
今年は2022年、全て2並び、そして寅年(年男)、
良い事が待ってるのか、悪い事が待ってるのか・・www
正直言って自分が還暦を迎えることは想像できませんでした。
サラリーマン時代に自律神経をヤラれ、四面楚歌状態・・
退職後、ある程度復調するも以前の生活に戻ることはできず、騙し騙しの日々・・
しかし、苦しいこと悪いことばかりではなく、いろんな経験・体験に結びつき、モノ・コトの見え方が変わりました。
日本の四季、自然、食物、生活、etc...
これらの見方・考え方が自分だけでなく周りの人にも役に立つ事が多く、プラマイゼロになってるのかもしれません。
さらに、しも町への移転移住が大きな転機になったようで、こうして無事に還暦を迎えられました。
そのしも町の面々にお祝いをしていただき感謝感激雨あられ・・
今後も何かの折に自分にできる事でお返ししていこうと思っております。
未だに不都合な点がありますが、それ以上に、なかなかできない経験から得た知識「モノ・コト」があります。
今後もそれらを活かして参りたいと思います!
誕生のルーツ、生家がオーダーシャツ屋だったことが服好きになるきっかけかもしれません。
新潟で1軒だけだったので、マイノリティーな感覚も自然と身についたのかも・・笑
今回はそのシャツの良し悪しについてご紹介します。
「ASYLUM」をスタート(1998年)する前から、たくさんのシャツに触れて、様々なシャツを着てきました。
また、オーダーシャツを作る現場にも従事してたので、生地・縫製を見るのはお手のもの。
生地の生産国の特徴、体型による裁断パターン、縫製の特徴、etc...
そんな「作り手・買い手・売り手」の経験から「良いモノ」をお伝えすべく、
誰でも分かる脇の縫い合わせで見るシャツの良し悪しについて、掘り下げてご紹介します。
この【脇の縫い合わせ】をチェックするだけでも、簡単な良し悪しの判断材料になると思います。
【巻き縫い+伏せ縫い】 オススメ度 ~10
本格的なシャツの縫い合わせです。
歴史と伝統のある高級シャツに用いられてます。
高級シャツ専門ブランドは、だいたいがこの手法です。
同じ所を2種類の手法「巻き縫い+伏せ縫い」で縫い合わせてます。
*「地縫い+本縫い」とも言います。
両方の端を巻き込みながら縫い合わせた後、縫い目を伏せながら縫い上げてます。
裏側のステッチとステッチの間隔が狭い程、ミシン目が細かく「丁寧な仕事」になります。
素肌で着ても邪魔になりにくく、とても丈夫です。
*表に1本、裏は2本ステッチが見られます
裏
表
【地縫い+折り縫い】 オススメ度 7~8
一般的なデザインシャツにに多く見られる縫い合わせです。
「巻き縫い+伏せ縫い」と比べるとミシン目もやや粗めでカジュアルな手法です。
2枚を縫い合わせた後、端を折り返しながら縫い上げてます。
*2本の縫い目の間隔が広いのが特徴で、表に1本、裏は2本ステッチが見られます
裏
表
【2本針・3本針】 オススメ度 7~10
ワークシャツやアウトドアシャツの縫い合わせです。
ワークブランドのシャツなどに見られます。
ご覧の通り、2カ所(または3カ所)をチェーンステッチで一気に縫い上げる手法です。
道具的アイテムに用いられてるだけあってとても丈夫です。
*表裏ともにステッチが見られます。(裏チェーンステッチ)
裏
表
【袋縫い】 オススメ度 5~6
カジュアルシャツの縫い合わせに見られます。
「地縫い+折り縫い」より更にカジュアルな手法です。
2枚を縫い合わせた後、端を折り返しながら縫い上げてます。
*ステッチは表に出ません
裏
表
【ロックミシン】 オススメ度 ~5
量産品のシャツに多い縫い合わせです。
*ステッチは表に出ません。(裏ロックミシン)
裏
表
【番外編】
縫い目を見せるデザインです。
デザインのひとつとしてステッチ方法を変えてます。
ロックミシンで端を処理した後、太めの糸で縫い目が見えるように縫製しています。
裏
表
Attention & Advice
*同じ手法でも、ミシン目が細かい方が良い仕事と言えます。
*同じブランドでも、年代やファクトリー(製造国含む)によって縫製手法が変わる場合もあります。
今の日本の縫製技術(俗に言うジャパンクオリティ)は、素晴らしいものが多くなりました。
食物だけでなく、服も「Made in Japan」を意識してもいい時代です。
とは言え、洋服が日本に定着して1世紀ちょっと・・・
まだまだ欧米諸国の伝統・カルチャーには適いません。
「いいモノには訳がある」のです。