ニットのお話 冬と和む「ニット」
まずニットの種類を大まかに・・
ウール・カシミア・アンゴラ・アクリル等は冬向け、
コットン・リネン等は春夏向けです。
この中で唯一天然素材でないものが「アクリル」です。
「アクリル」は、低価格・量産・良発色等のメリットがありますが、
その多くは、醜い毛玉に覆われ質感が変わりチープに見えがちになります。
信用できるブランド以外はオススメできません!
そして毛糸には「ローゲージ」と「ハイゲージ」があります。
ハイゲージニットは細い毛糸、メリノ・ラム・シェトランドがあり、
国でいうとイギリスが代表格でしょうか。
ローゲージは太い毛糸、カウチンやアランニット(フィッシャーマン)等が有名です。
やはり、ハイゲージはタウンで、ローゲージは過酷な場面での着用の為に産まれたものです。
経験上、ローゲージの暖かい順で言うと
1 カウチン(極太の手つむぎ毛糸)
2 カウチンの毛糸を使ったデザインニット
3 アランニット(フィッシャーマン)
4 民族調ハンドニット
5 デザイン系ニット
カウチン強し!
流石は寒冷地カナダ生まれ、すごくあったかいです。
中でも極太の手つむぎ毛糸を使ったモノは最強でした。
もちろん、普通のカウチンも十分に暖かいですよ。
そしてローゲージものはフリースより暖かいです!
*ちなみに、レトロクラッシックは2~3の間くらい、ベビーレトロは4~5の間くらいに感じました。
一般的に、メリノウールが最高級品とされてますが、生産国によってはラムやシェトランドも負けておりません!!
個人的主観はといいますと、
・メリノは品があって、手触りも良くチクチクしにくい
・ラムは毛が細くて柔らかく暖かい
・シェトランドは比較的毛足が長くチクチクしやすい
*シェトランドより柔らかく、毛が細く長いのがモヘア
こんな感じでしょうか。
いずれも製造国は王国(イングランド・スコットランド)の気品や格調を感じさせてくれます。
こうした面でもニットは寒い国(ヨーロッパ・カナダ)で作られたモノがオススメです。
それだけの歴史・文化を持ってますから。
中でもイギリス(イングランド・スコットランド・アイルランド・ウエールズ)は、
各国ならではの気品や格調、歴史を感じられるのも嬉しい所です。
また、ニットの印象=キレイ、優しい、清潔、上品・・・
など好印象なものが多いのも特徴のひとつです。
昔からニットの似合う人を見ると「カッコ好いなぁ・・・」って思ってしまいます。
最近はお客さんとの会話にもニットについて話す機会も増えました。
若い方は、セーター=ニットのカットソーと捉えてる方も多いですね。
基本的にセーターは、下に「シャツ」を着る事をオススメします。
見た目や暖かくなるだけでなく、首がチクチクしないとか、
えり、袖口が汚れないというメリットもあり、クリーニング回数が減り、長持ち&節約にもなります。
「チクチクして嫌い」って方も、下にシャツを1枚着て、ニットを楽しんで下さい。
最近では、肌触りだけでなくデザイン・発色も良くなって、よりニットを楽しくコーディネートできるようになってきました。
これも、厳しい冬を楽しく過ごす嬉しいポイントですね。
素朴だけどローテクでアナログな暖かさを感じるニット、
冬と闘う「ニット」ではなく、冬と和む「ニット」を見つけて着てみて下さい。
暖炉とモルトウィスキー、ロッキングチェアーにJAZZ・・・が似合いそうです。
少し愛して、長~く愛して・・・
(^O^)/~~ see you !
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