映画製作団体『BANKARA ROCK FILMS』が企画した動画が完成しました。
この動画は『うちで踊ろう /星野源 』の動画を、線画(ロトスコープ)のようにし、
それを下地に、新潟県出身/在住の約280人が、
「コロナが広がる前に自分が好きだったヒト・コト・場所」を テーマに
自由に描いた280枚を編集したパラパラアニメーションです。
ご近所付き合いをしてる『BANKARA ROCK FILMS』のお二人に声をかけてもらい、
参加させていただきました。
*ヒナの写真を含む2枚が12秒~13秒くらいに現れます(瞬き厳禁)
一人一人の想いや願いが詰まったこの動画をご覧ください♪
Youtube:https://youtu.be/IPMm1G4n53U
企画・製作: 映画製作団体『BANKARA ROCK FILMS』
Special Thanks:新潟が大好きな人たち
以下、映画製作団体『BANKARA ROCK FILMS』の企画の際のメッセージです。
比較することは憚れますが、僕は16歳の時に起きた、
東日本大震災のことを思い出してしまいます。
これまでの生活が永遠に続くと思いこんでいた僕は、
状況の変化を受け入れようとせず、
ただ昔の生活を謳歌しようと社会に甘えて生きていました。
「自分」には被害がなかったというのも、
自分を正当化する材料になったのだと思います。
ボランティアも、忙しさを理由にしなかったわけではなく、
「俺一人が動いたところでどうなるんだ?」と深く考えず片づけていたのを今でも覚えています。
時間が経ってようやく、
それが極端な自信のなさから生まれていたということがハッキリとしたわけですが……。
2020年、コロナは人々に「温度差」を生んでいると思います。
ですから、他人だったり「縁」と呼ばれるものへの想像力が必要だと僕は思いました。
決して肉体的な実感を伴わなかったとしても、
このままだと未来に何が起きるか、いまあの人はどういう気持ちなのか、
そういう自分の身には起きていないことを
人は想像すべきだと、僕の好きな芸術家たちは教えてくれました。
今、3.11のことを思い出し、自分に何ができるかと問うたとき、
「本当に自分にできるのか」という実質的な能力や臆病を重んじるよりも
芸術家として、映画監督として
社会に身を立てようと思った「気概」を使ってみようと思いました。